皆さんはコーヒーの『コク』や『キレ』って、どんな味なのかすぐに思い浮かびますか?
実際に言葉で説明してみて、と言われても中々難しいところです。
よく商品パッケージとかでも「深いコク」や「キレのある味わい」とか書かれていて、軽くスルーするだけですからね。
ということで今回は、一般的なコーヒーの『コク』と『キレ』がどういうものか解説していこうと思います。
「コーヒーのコクやキレって何?」
「味わいに違いはあるの?」
と思っている方がいれば、ぜひ参考にしてみてください。
【結論】後味のこと
『コク』と『キレ』というのは、コーヒーを飲んだ時の後味のことをを指します。
……と言われても少しパッとしないですよね(私もそうでした)。
もっとわかりやすくまとめると、コーヒーの風味が口の中に残るかどうかの違いです。
皆さんもコーヒーを飲んだ時に、香りが口の中にずっと残っていて中々消えなかった経験とかありませんか?
まさにそれが『コク』や『キレ』の正体なんです。
つまり以下のように感じることを言います。
『コク』がある
コーヒーの味わいを長い時間感じること
『キレ』がある
コーヒーの味わいが短い時間で消えてなくなること
これならわかりやすいですよね。
大きく分けて4つ
味わいを判定する上で『コク』と『キレ』の他にもあり、全部で4つあります。
とりあえず以下の表を見てください。
これは「味わいの道しるべ」と言って、ワールド・バリスタ・チャンピオンの井崎英典さんが書いた本の内容を表にまとめたものです。
縦軸は「味の濃度」、横軸は「苦味・酸味」となっており、それぞれ対立関係にあることがわかります。
この表から『コク』と『キレ』は濃い味という意味では同じなので、つまり苦味か酸味かの違いということなんですね。
『コク』は苦味
先ほどの表から苦味が強く、濃い味わいが特徴のコーヒーを指します。
基本的にコーヒーは苦いものなので、普段以上に苦味が強いものであれば『コク』があると言っていいでしょう。
中には30~40分ほど口の中に残り続けるコーヒーもあるそうです。
『キレ』は酸味
こちらは酸味が強く、濃い味わいが特徴のコーヒーとなります。
言葉で表すと、柑橘(かんきつ)系の果物を食べたときにくるピリッとした感じと言えば伝わりますかね。
後味が残らずあっさりしているのが『キレ』のあるコーヒーです。
飲み比べはブラックで
もし違いを知るために飲み比べをするのであれば、必ずブラックで飲むようにしましょう。
カフェオレやカフェラテにしてしまうと、ミルクのせいで『コク』が強くなってしまい、『キレ』を感じにくくなってしまうからです。
あと最初は酸味と苦味に大きな違いがあるコーヒーだと飲み比べがしやすいかもしれません。
特に片岡物産さんの『匠のドリップコーヒー』は、とても分かりやすかったですね。
まとめ
コーヒーの『コク』と『キレ』については、いかがだったでしょうか?
人によって感じ方違ってくるかもしれませんが、「味わいの道しるべ」さえ知っておけば今後コーヒーを楽しむ上での簡単な指標にはなるのではないでしょうか。
もっと詳しく知りたい人は、以下のワールド・バリスタ・チャンピオンの井崎英典さんが書いた「世界一美味しいコーヒーの淹れ方」を読んでみることをオススメしますよ。
それでは最後にまとめます。
今回の記事はここまでです、最後までお読みいただきありがとうございました。